葉巻はヒュミドールなしでどれくらい持つ?
こんな経験、誰しも一度はあると思います。楽しい夜の後、ジャケットのポケットにシガーを忘れてしまい、2日後に見つける。もうダメだろうな、と思いますよね。ヒュミドールがないと、せいぜい48時間くらいでお気に入りのシガーが乾燥してパリパリになり、残念な結果になってしまいます。
この趣味に本気で取り組むなら、「数日間」では到底足りません。せっかく集めたコレクションを、乾燥させてしまうのはもったいないです。
もちろん、シガーのコンディションを保つなら、ちゃんとしたヒュミドールが一番です。ただ、現実的にはいつもフルセットを持ち歩けるわけではありません。例えば、出張先で友人のNolanが絶賛していたレアなシガーをやっと見つけた時、無事に持ち帰りたいですよね。そんな時こそ、ちょっとした工夫が必要になります。
実際、トラベルケースを忘れて困ったことは何度もあります。その中で、どうにかシガーを吸える状態でメインのヒュミドールまで持ち帰るためのコツをいくつか身につけました。

ヒュミドールなしでシガーを新鮮に保つ方法と、どれくらい持つのか
家に高級ヒュミドールがあったとしても、いざという時の即席対策を知っておくのは大事です。そこで、私が普段実践している方法をいくつかご紹介します。
ジップロックとスポンジ、または加湿パック
これは「結婚式でシガーを買いすぎた時」によく使う定番の手段です。しっかりしたジップロックと加湿アイテムがあれば、2〜3週間は十分にフレッシュな状態を保てます。長期保存には向きませんが、1週間程度で吸い切る分にはちょうどいい方法です。
ただし注意したいのは、袋を開けて自慢するたびに貴重な湿度が逃げてしまうこと。なるべく密閉しておきましょう。
昔ながらのスポンジを使う場合は、シガーを袋に入れてから、新品で清潔なスポンジを蒸留水で軽く湿らせ、しっかり絞ってほんのり湿っている程度にします。水が滴るのは絶対NGです。

そして絶対に、濡れたスポンジがシガーに直接触れないようにしてください。私はいつも、小さなビニール袋にスポンジを入れて穴を開けて使います。水分過多のシガーは乾燥以上にダメージが大きく、カビの原因にもなります。
正直、スポンジはやめておいた方が無難です。Bovedaパックなどの加湿パックを使うのが一番手軽で安心です。これが本当に便利で、湿度を自動で調整してくれるので、シガーがベタついたりする心配もありません。迷う必要はありません。
タッパーウェアとスポンジ、または加湿パック

ジップロックの進化版がこれです。しっかり密閉できるタッパーやガラス瓶に加湿パックを入れれば、最大3ヶ月はシガーの状態を良好に保てます。ポイントは、容器がきちんと密閉できることと、食べ物の臭いが残っていないことです。
基本的な仕組みはジップロックと同じです。スポンジを使う場合も、湿度が高くなりすぎないよう注意してください。
実際、私は25本入りの箱を大きめのタッパーにBovedaパック1つで90日間保管し、どれも問題なく美味しく吸えました。
率直に言うと、これが私の旅行時の定番です。ハードケースなら、キャリーケースの中でもシガーが潰れる心配がありません。友人のWesleyはジップロックに入れたシガーを預け荷物に入れてしまい、悲惨な目に遭いました。

クーラー
いわゆる「クーリドール」です。コレクションが増えてきたら、普通のIglooクーラーを大型の長期保存用チェストに変身させます。
ただし、シガーをそのまま放り込むだけではダメです。専用の電子加湿器とデジタル湿度計を用意して、湿度管理をしっかりしましょう。
バッテリー式の加湿器一台で、私の経験では40本以上は余裕で管理できます。ファンが空気を循環させるので、全体の湿度が均一に保たれます。湿度計は必須アイテムで、過加湿や乾燥を防ぐための目安になります。

密閉された箱
シガーが入っていた箱はどうでしょうか。特に高級シガーの場合、スペイン杉が内張りされているのは理由があります。
箱ごと購入し、工場出荷時のビニールを完全に密閉したままなら、約1ヶ月半は大丈夫です。
ただし、一度でも封を開けてしまうと、そこから乾燥が始まります。私の感覚では、せいぜい30日が限界です。
もちろん、これは住んでいる場所にもよります。湿度の高い地域なら余裕がありますが、乾燥した土地ではあっという間にコンディションが悪くなります。