葉巻のカヌーイング(片燃え)を防ぐ&直す:プロのコツ
シガーがカヌー状態になったことはありませんか?燃え方が片側だけ偏ってしまい、水に浮かぶカヌーのような形になる現象です。これを「シガーのカヌーイング」と呼びます。愛好家の間ではよくあるトラブルで、美味しく吸うためには修正が欠かせません。放置してしまうと、せっかくのシガータイムが台無しになることも。
ブログ内容の簡単なご紹介:このブログでは、カヌーイングの予防と対処法についてわかりやすくまとめています。これを知っておけば、毎回の一服がもっと楽しくなります。
シガーのカヌーイングを防ぐ方法
シガーの保管には、常にベストを目指しましょう。湿度は70/70を意識して、トラブルを避けてください。
ヒュミドールでの適切な保管:シガーはヒュミドールで理想的な温度(18~21℃)と湿度(70~72%)を保ち、適切な水分量を維持することで、湿度によるカヌーイングを防げます。
高品質なシガーを選ぶ:信頼できるブランドの、巻きがしっかりしたプレミアムシガーを選ぶことで、巻きムラによるカヌーイングを減らせます。

シガーのカヌーイングを直す方法
シガーを楽しむための、ちょっとしたコツをご紹介します。

–ライターで補正する:ソフトフレームのライターを使い、燃えていない側の余分なタバコ葉を軽く焼いてバーンラインを整えます。
–唾液をつける:ラッパーの短く燃えている側に少量の唾液をつけることで、燃焼速度をゆっくりにできます。
–シガーを休ませる:一度火を消してから再点火し、フット全体を均等にトーストしてから吸い直すと、燃えムラが改善します。
–カットして再点火:もしカヌーイングが続く場合は、問題の箇所から約1.5cmほど後ろでカットし、再点火してください。
私が普段使っているおすすめのシガーカッターと100パックマッチ 32本入りも参考になるかと思い、紹介します。
シガーがカヌーイングする理由
シガーは燃え方が均一でないと、カヌーイングが起こります。では、なぜこうなるのでしょうか?原因を見てみましょう。

- 巻きの不具合:フィラーやバインダーがラッパーの中できちんと並んでいないと、片側だけ早く燃えてしまうことがあります。
- 着火のムラ:フット部分の着火が均等でないと、燃焼バランスが崩れ、カヌーイングの原因になります。
- 風や気流:風の強い場所や気流のあるところで吸うと、片側だけ早く燃えてしまうことがあります。
- 詰めが甘いシガー:詰めが緩いと空気が通りやすくなり、その部分が早く燃えやすくなります。
- 強く噛みすぎる:シガーを強く噛むと空気の流れが妨げられ、燃え方が偏ってカヌーイングにつながります。
- ヒュミドール保管の不備:シガー内部の湿度が均一でないと、燃焼ムラが起きます。しっかり管理されたヒュミドールで保管することが大切です。
カヌーイングとトンネリングの違い
シガーの燃焼トラブルには、カヌーイングとトンネリングの2種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

シガーのカヌーイング:
説明:片側だけ早く燃えてしまい、断面がカヌーのように空洞になる現象です。
原因:
– 巻きムラによるフィラーの偏り
– 風のある場所や着火のムラ
– 一部だけフィラーが詰まりすぎ・緩すぎ
対処法:
– ライターでバーンラインを整える
– 早く燃える側に少量の唾液をつける
– 状態がひどい場合はカヌー部分の後ろでカットする
シガーのトンネリング:
説明:フィラーだけが先に燃えてしまい、ラッパーが残ってトンネル状の空洞ができる現象です。

原因:
– 巻きの不良でフィラーとラッパーの燃焼速度が違う
– 吸う間隔がバラバラ、または長く休ませすぎ
対処法:
– 吸うペースを一定にしてラッパーも燃やす
– トンネリングが軽度ならフットをカットして再点火
よくある質問
シガレットがカヌーイングするとはどういう意味ですか?
シガレットがカヌーイングすると、燃え方が均一でなくなり、水に浮かぶ小舟のような形になります。この現象が起きると、喫煙の楽しさが半減します。予防には、均等に燃やし、着火を丁寧に行い、空気の流れを安定させることが大切です。
シガーがトンネリングするとはどういう意味ですか?
シガーのトンネリングは、中心部だけが先に燃えてしまい、内部にトンネル状の空洞ができる現象です。原因はいくつか考えられます。